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頭・顔の痛み、しびれ

舌咽神経痛


舌咽神経痛とは?

舌咽神経痛は、舌の奥・のど・耳の奥などに電気が走るような鋭い痛みが発作的に生じるまれな神経痛です。食事や会話、咳・嚥下(飲み込む動作)などで誘発され、日常生活に大きな影響を与えます。痛みの発作は数秒〜数分でおさまりますが、繰り返し起こるため精神的な負担も大きくなりがちです。

原因

  • 脳内の血管が舌咽神経を圧迫していることが最も多い原因(特発性)
  • 腫瘍や動脈瘤、感染症などによる神経の圧迫(症候性)
  • のどの手術・外傷後に発症することも
  • ごくまれに多発性硬化症など中枢神経の病気が背景にある場合も

MRIなどの画像検査で、原因の精査が行われます。

症状

  • 舌の奥、のど、扁桃周辺、耳の奥にかけての鋭い発作的な痛み
  • 食べ物を飲み込む、しゃべる、咳をする、あくびなどで誘発される
  • 痛みは数秒〜数分でおさまるが、1日に何度も繰り返す
  • 強い痛みによる食欲不振や体重減少、抑うつ状態になることも
  • 重症例では徐脈や失神などの反射的な自律神経症状を伴うこともある

※三叉神経痛に似ていますが、痛む部位がより「のど奥」に限られるのが特徴です。

治療方法

薬物療法と神経ブロックを中心に、痛みのコントロールと再発予防に取り組みます。

主な治療法

  • 抗けいれん薬による内服治療
  • 局所麻酔による神経ブロック(舌咽神経ブロック)
  • 星状神経節ブロックによる自律神経調整
  • 薬物が無効な場合は、脳神経外科と連携し微小血管減圧術(MVD)を検討
  • 痛みに対する心理的サポートや生活指導も重要

舌咽神経痛はまれで診断が難しいため、「のどや耳の奥が鋭く痛む」などの症状に心当たりがある方は、早めに診察を受けましょう。

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