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頭・顔の痛み、しびれ

群発頭痛


群発頭痛とは?

群発頭痛は、「目の奥をえぐられるような激しい痛み」が特徴の、非常に強い一次性頭痛のひとつです。ある期間に集中して毎日決まった時間帯に発作が起こることが多く、1回の痛みは15分〜3時間ほど続きます。男性に多く、20〜40代で発症することが多い疾患です。通常の鎮痛薬が効きにくく、適切な診断と専門的な治療が必要です。

原因

  • 視床下部(脳の体内時計を司る部位)の異常
  • 三叉神経と自律神経系の異常な反応
  • アルコールや喫煙による発作誘発
  • 睡眠パターンの乱れや季節性の影響

群発頭痛のはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、以上の要因が関係していると考えられています。
特にアルコールは発作期に飲むとほぼ確実に誘発されるため、注意が必要です。

症状

  • 片側の目の奥に起こる激しい痛み(えぐられる・殴られるような)
  • 痛みは毎日ほぼ同じ時間帯に現れやすい
  • 目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、まぶたの腫れなどの自律神経症状を伴う
  • 発作が続く期間(群発期)は1〜2か月間にわたり、ほぼ毎日発作が起こる
  • 痛みがあまりに強く、じっとしていられない、うずくまる、歩き回るなどの行動が見られる

通常の片頭痛や緊張型頭痛とは全く異なる痛みの質です。

治療方法

群発頭痛には、発作期の痛みを速やかに抑える治療と、再発予防のための治療の両方が重要です。

主な治療法

  • 皮下注射などの急性期薬(内服より注射が有効)
  • 予防薬(ベラパミル、ステロイド、抗てんかん薬など)の継続投与
  • 大後頭神経ブロックなどの神経ブロック療法
  • 薬剤が効かない重症例では、神経刺激療法や入院加療が検討される場合もあります

非常に強い痛みを伴うため、正しい診断と早期の介入が不可欠です。

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