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頭・顔の痛み、しびれ

後頭神経痛


後頭神経痛とは?

後頭神経痛は、後頭部から頭のてっぺんにかけて走る神経(大後頭神経・小後頭神経など)が刺激や圧迫を受けることで生じる、鋭い痛みが特徴の疾患です。「ビリッ」「ズキン」といった電気が走るような痛みが突然出現し、数秒〜数分でおさまるものの、繰り返し発作的に起こることがあります。片側性の場合が多く、首のこりやストレスとも関連しています。

原因

  • 首や肩の筋緊張(長時間のデスクワーク・スマホ操作など)
  • ストレスや自律神経の乱れ
  • 外傷や姿勢不良による神経の圧迫
  • 頚椎症や椎間板ヘルニアなど頚椎疾患に伴う神経刺激
  • まれに帯状疱疹ウイルスや脳腫瘍が原因となることも

多くは「筋肉による神経の圧迫」が背景にある機能的な原因です。

症状

  • 後頭部から頭頂部にかけてのビリッとくる痛み
  • 片側に起こることが多い(左右両方のこともあり)
  • 動作時や押したときの痛みの増強
  • 首すじや耳の後ろが痛む/圧痛点がある
  • 頭皮がピリピリ、チクチクと感じることも

片頭痛や緊張型頭痛と間違われやすく、適切な診断が重要です。

治療方法

原因となる神経の炎症を抑え、再発を防ぐことを目標に治療を行います。

主な治療法

  • 大後頭神経ブロック(局所麻酔を用いた神経への注射)
  • 消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛薬の内服
  • 星状神経節ブロックで自律神経の興奮を調整
  • 首・肩の筋緊張をやわらげる理学療法やストレッチ指導
  • 温熱療法や姿勢の改善、生活習慣の見直しによる再発予防

しつこい後頭部の痛みや頭皮の違和感にお悩みの方は、我慢せずご相談ください。

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